第4回 アジア3R推進市民フォーラム日本大会

市民発「ごみゼロアジア」をめざして…
~生ごみ・衣類・廃家電から探る~

冒頭、海ごみ問題に取り組むJEAN事務局長の小島あずささんより、「震災起因の洋上漂流物について」と題する特別報告が行われました。

環境省によると、2011年3月11日に発生した東日本大震災による津波で、133万トンのガレキなどが外洋へ流出したそうです。そして、米大陸西海岸に、2012年12月290トン、2013年3月3,200トン、4月14,000トン、6月3,3000トンが到達すると予測されています。(2012年11月9日、環境省発表)

外国からの漂着ごみの処理については、明確な国際ルールはなく、現在は漂着した国がそれぞれ処理をしています。しかし、東日本大震災に起因する漂着物については、その量が膨大であることから、日本政府はカナダとアメリカの5つの州に対して、その処理費として600万ドル(約4億7000万円)の拠出を決定しました。

この日本政府の決定に先立つ2012年8月、JEANでは、アメリカ・オレゴン州ポートランドを訪れ、漂着が想定されるアメリカのNGO関係者らと意見交換を行いました。アメリカのNGOからは、回収活動の費用、大型漂着物への対応、それに付着して到達する可能性のある侵略的外来生物の移入問題、そして何より漂着物に放射性物質がついているのではという市民の誤解に基づく懸念が指摘されたそうです。今後、JEANでは、アメリカのNGOと共に、継続的な対話や情報共有、モニタリングなどを行う予定です。最後に、小島さんからは、自然災害の頻発・大規模化を受けて、海洋ごみに関する国際ルールや基金についての本格的な検討の必要性が指摘されました。

続いて、来年3月に政府によるアジア3R推進フォーラムが開催される、ベトナム・ハノイを訪れたメンバーからの調査報告と、生ごみ、衣類、廃家電の3つのワーキング・グループからの報告を行いました。

後段の総合討論では、政府のアジア3R推進市民フォーラムとあわせて開催される市民によるアジア3R推進市民フォーラムという場を活用して、ごみゼロアジアのためのアジア各国の市民の協力のあり方について活発な意見交換が行われました。

最後に参加者一同により、今回の日本大会のステートメントが趣旨採択され、ベトナム・ハノイでのアジア3R推進市民フォーラムにおいて、議論の素材の一つとなる予定です。

開催概要

開催日時:2012年11月24日(土)13時~16時30分

開催場所:弘済会館 4階 会議室「蘭」

主催:アジア3R推進市民ネットワーク、持続可能な社会をつくる元気ネット

※独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成で実施されました。

プログラム

★タイトルをクリックすると当日PPT資料をご覧いただけます。

開会あいさつ:藤井絢子さん(アジア3R推進市民ネットワーク 代表)

来賓挨拶:永島徹也さん(環境省 廃棄物・リサイクル対策部 循環型社会推進室長)

特別報告「震災起因の洋上漂流物について」
   小島あずささん(JEAN事務局長)

報告 「アジア3R推進市民ネットワーク ベトナム調査報告」
   藤井・鬼沢・青木・たいら・朴・足立 

活動報告 各ワーキンググループ(生ごみ・衣類・廃家電)
参加団体紹介

総合討論 テーマ 「アジア3R推進に向けた市民の役割」
   コーディネイター:崎田裕子

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第4回 アジア3R推進市民フォーラム日本大会